「えんぶ」という演劇専門雑誌があります。そこに劇団超人予備校が載ってたので買ってきましたよ。
俳優一人一人のコメントとともに俳優さんの写真も載っています。
尾松由紀さんの「俳優としてこだわっていることは?」に対するコメントがいいです。
「人と比べないようにすること」
ほんとに、それ、大事です。
彼女はいわゆる上手い俳優ではありませんが、舞台での説得力やおかしさはピカイチですし、シリアスな役もこなします。本当に輝いて見えます。自分基準での努力と、劇団の方向性がぴったり一致しているので出来ることなのでしょう。
人がどれだけ出来るのかを見て、それを自分に求めようとすると、必ずどこかで壊れます。人を基準にすると満足することがないのです。ずっと自分は低い存在なのだ、と自分を呪い続けます。
でも、自分を基準とすると、確実に面白くなるし、いいパフォーマンスも出来ます。座長のミツルギさんも自分の力と劇団の力をわかっているので、あんな面白いお芝居が書けるのでしょう。誰かの人生を変えてしまうくらいの力を持っています。
前のように何も気にしないでお芝居が観に行ける日が来ることを願ってやみません。
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