ウクレレはハワイアンを弾く時に、やっぱりその力を発揮しますね。
大橋節夫は戦後すぐにハワイアンバンドを結成して、その後の日本のハワイアンブームを牽引した一人。
シングル盤のジャケットがいい感じです。「グッバイ・ホノルル」は1976年やからそんなに古くないか。「南国の夜」は1954年発売。国会図書館の歴史的音源にありました。シアンとブラックの2色刷りがグッときますねえ。パイナップル型ウクレレを持っています。ボーダー柄にアロハシャツっぽいのを着ていますが、なぜか丈が短いみたいです。こんなシャツあったのかな。
日本のハワイアンバンドは後に演歌風の内容となって、ラテンとともにムード歌謡を形作るようになります。家にある楽譜で調べると「南国の夜」は原曲がメキシコの曲らしい。ラテンの血が入っているのですね。マイナーキーで都会的なムード歌謡の匂いがプンプンします。
ムード歌謡はラテンやハワイアンなどワールドミュージックの日本的解釈なのです。そうしなければ日本では売れなかったのかもしれないですね。
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