フレンテ・クンビエロのYouTubeチャンネルを見ていると、クロノス・カルテットの動画があった。ちょっと意外な感じだったけど、よく考えればそうでもないか。
クロノスカルテットは現代音楽の演奏を中心に活動している弦楽四重奏団。有名なところでは、スティーブ・ライヒのディスクに、パット・メセニー演奏の曲とカップリングされた「エレクトリック・カウンターポイント/ディファレント・トレインズ」がある。
現代音楽でもヨーロッパだけでなく、民族音楽系の録音も多い。
「Pieces of Africa」は今でも好きでよく聴く。
見つけた動画は誰かと一緒に演奏しているのではなくて、ターンテーブルが真ん中に置いてあって、レコードをかけながら演奏している。途中で回転スピードを落とすところがある。
動画の解説をみると、オンダトロピカのマリオ・ガレアーノが作曲したものらしい。マリオ・ガレアーノはコロンビアの作曲家/プロデューサー。70年代のクンビアのリズムトラックをダブプレートとしてレコードにして、それと一緒に演奏する曲だそうだ。
この1曲だけでもヨーロッパとコロンビア、またジャマイカの文化を取り込んだものになっている。
またクアンティックとつながった。
それにちょっとびっくりしたのは、マリオ・ガレアーノは、民謡クルセイダーズとフレンテ・クンビエロの混同バンド「民謡クンビエロ」の仕掛け人だったのだ。
数年前から知らず知らずのうちにこの二人の術中にはまっていたようだ。もっとズブズブにはまりたい。
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