ちょっといろいろ予定が変わったので、大学時代の先輩のライブに行ってきた。
今度、弾かせてもらうグラナダで。
上田先輩は奥さんとデュオ・ウエダという名前で、クラシックギターの2重奏で活躍している。
今回は2人で出る予定だったのを、コロナの影響で密になるのを避けよう、ということで上田先輩がソロで弾かれた。
完璧にやられました。
昔の学生時代の演奏はミスをほとんどしない冷徹なぐらいの完璧主義の印象が強かったけれど、今の演奏はさらにすごくなっていた。ミスはちょくちょくあるけど全然そんなの気にならないし、音楽の細部まで考え込まれて作られているけど、感情に訴えてくる熱さがあった。こんなに音楽的で情熱的な演奏をクラシックギターで聴いたことがないよ、と思わせるものでした。
帰りがけに「今も全然衰えていないですね」って伝えたんだけど、それ以上に音楽の細やかさや大胆さを表現できるものすごい技術を身につけておられるし、本当はもっと凄かった、っていうことを言いたかったのですよ。他の楽器でもこんだけできる人ってなかなかいないんじゃないかな。
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