ウクレレってどうやったら上手くなるのでしょう?
永遠のテーマですが、この辺まで出来るようになるといいかな、というのがあります。自分が他の楽器を習う場合も同じです。 上手くなる、というのとはちょっと違うかもしれません。
それは、曲を自分で仕上げられるようになること。
初めは、先生から教えられるとおりにやってみて、それを練習します。でも、弾けるようになってくると、こうした方がいいんじゃないか、という考えが出てきます。それを先生の前でやってみて、不自然なら直されますし、自然にいったら何も言われないか、場合によっては褒められるかもしれません。
そうなったら、曲の各部分を自分の思うように演出していくのです。そうして1曲仕上げられるようになれば、もうかなりの上手さを手に入れているものと思われます。
もう一つあって、弾きたい曲を自分で選ぶこと。
これは簡単なように思えますが、音楽を学び始めた最初は何が好きかなんてないものです。それがすでにある人は上達も早いですね。 曲をたくさん知ることってなかなかできないものですし、時間がかかります。僕は小学生高学年ごろからレコードを買うようになりましたが、ロックとフォークの区別もついていなかったのです。それが多くを聴くうちにだんだんとジャンルの違いがわかるようになってきました。好みもその年齢によって変わります。 ラジオで選曲をしている人たちには全然敵わないのですが、かなり広いジャンルを聴いてきました。
ジャンルレスなのもいいのですが、大抵は自分の得意分野があるはずです。僕はフォークもロックもやりますが、基本的な技術はクラシックに基づいています。好きな分野は言葉では言えないのですが、そういう見た目のジャンルとは違った、ちゃんと一貫したものがあります。社会的に弱い人の切なさや、でも救いようのない中にも希望がみえるみたいな、そういうことを歌う音楽を伝えていきたいと強く強く思っています。これは歌だけではなくてインスト曲にもあてはまります。 逆に「自分はこんなに馬鹿で弱いけれども人一倍頑張っているんだ。応援してくれ。」みたいなのは嫌いです。応援してやりません。
僕はバナナンボというユニットを主宰していますが、ムーンライダーズと高田渡と友部正人の曲にパスカルズを入れてみよう。憂歌団をどこにほりこもうか?なんて考えながらプログラムを作ります。この作業はほんとに楽しいものです。
こういうことを出来るようになったことを本当に感謝しています。
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