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ウクレレとリュート

ウクレレのレパートリーについて。

ウクレレってハワイアンを弾くのと、それ以外のレパートリーとしては、歌謡曲やJ-POPがあります。というか、ハワイアンより歌謡曲の割合が多いですよね。

昔、中学生の頃、バッキー白片のウクレレ教本を図書館で借りてきて、ウクレレを勉強したのですが、ハワイアンの曲はほとんどなくて、歌謡曲、確か加山雄三の曲が多かったように記憶しています。


実はリュートを趣味としているのですが、リュートとウクレレ、この2つには共通点があります。

なんと、リュートの曲集、1500年代、1600年代に出版された曲集には、当時のヒット曲がリュートに編曲されて載せられているのがすごく多いのです。

僕がリュートを始めた時、リュートのオリジナル曲ばっかりだと思っていたら、実はそうではなくて、当時のヒット曲がいっぱい収録されているのにびっくりしました。タイトルが付いている曲はたいていその類です。

これって、明星におまけで付いてきていたソングブックみたいなもんですよね。

ルネサンス/バロックの当時は本がものすごく貴重だったから、曲集ってものすごくありがたいもの、っていう位置づけだったと思うんですが、その方式は現代でも引き継がれているんですね。

クラシックという、他の音楽より高尚なもの、という考えはどこから来たのでしょうかね。

確かに、技術的、理論的ないろいろなことはクラシック音楽が抜きん出ているように思いますが、今は大衆を無視できない時代、クラシックをやっている人がポピュラー音楽を取り入れてすごいことをやっている、みたいに言われると、嘘臭さが鼻につくんですよ。お前らはほんとにポピュラー音楽のことを調べて知っているのか?と。


本気でやっている感が感じられないのはどうかと思いますね。技術的に余裕があるので、このくらいでいいかな、っていうのは聴き手にはバレているんですよ。そういう奏者にはなりたくないものです。

僕は、歌謡曲のウクレレ編曲ものを本気でやっているのですが、本気度が伝わるぐらいにまでいけるにはまだまだですかねー。でも、近づいてきている感はある。頑張ろう。


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