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ウクレレとジャズ

ウクレレという楽器はハワイアンだけでなくジャズを演奏することも多い。

なんとなくジャズの歴史なんか知ってる方がいいだろう。


ウクレレで弾くジャズは、ジャズといっても古いジャズ。第2次大戦頃のスウィング時代の曲が中心。アドリブ(インプロビゼーション)はやらない。テーマを弾くだけ。

ウクレレ奏者のオータサン(ハーブオオタ)はジャズのレパートリーも豊富に持っているみたい。使うコードと弾く時のリズムの外し方がジャズっぽい。

この時代のジャズはダンス音楽だしこれでいいのだけれど、僕らが普通に思っているジャズとはちょっと違うかもね。


ジャズはスウィングの時代に、舞台での仕事を終えたミュージシャンが楽屋でセッションをして遊んでいた。コードをどんどん細かくしていって、それについていけるかを競ったらしい。ミスをしたらその人は抜けて、最終まで残った1人が勝ち、ということだ。

この遊びから、次世代のジャズ、ビ・バップが生まれた。これ以降がモダンジャズと呼ばれることが多い。

YouTubeで見たことがあるんだけど、チャーリー・パーカー(サックス奏者)の「ドナ・リー」をウクレレでやっている人がいた。これはちょっとびっくりしたね。ジャコ・パストリアスはベースで弾いている。天才か。


チャーリー・パーカーのバンドにいたのがマイルス・デイヴィス(トランペット奏者)。ビ・バップは苦手だったので、クールジャズと呼ばれるジャズ内のジャンルを作り、またアルバム「カインド・オブ・ブルー」ではモードを使った音楽になっていく。60年代のモード時代の幕開けだ。ハービー・ハンコック(ピアニスト)のアルバム「処女航海」もこの時代。ジャズは70年代を迎える前にだいたいのことをやり終わったように思える。


70年代はロックやR&Bと結びついたフュージョンの時代。ごりごりした演奏は敬遠され、聴きやすく洗練されたものになっていく。


フュージョン系の音楽はウクレレには合うかもしれないと思っている。

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