この前、久しぶりにCDを買いに行った。その帰り、CD屋を出て、すぐ大通りに出るところでコケてしまって、恥ずかしいやら足痛いやらで、とほほな帰り道だったのだが、帰ってからCDを聴いていて気づくことがあった。
キューバの音楽のCD、マチート楽団とミゲリート・バルデスの録音なのだが、「おやすみネグリータ」という曲があるのに気づいた。「これ、昔やったことある曲ちゃう?」と思ってちゃんと聴いてみると、演奏した記憶はあんまりないけど知ってるメロディ。
「えええ???なにこれ???」
メロディは知ってる。でも弾いた記憶はない。
で、いろいろ調べてみました。
わかったのは、「おやすみネグリータ」は、キューバの作曲家&ギタリスト、レオ・ブローウェルの「キューバの子守唄」が、その知ってるメロディでした。
「あー、なるほど。おやすみネグリータ→子守唄、なんやな」と、合点がいったのでした。
キューバの超ベテラン歌手、オマーラ・ポルトゥオンドの歌でどうぞ。
あー、これだこれだ。ギターで聴くとよく知ってる感じがするなー。
でも、もう一つの演奏した記憶とつながってるやつはなんや?と、それの方がモヤモヤする。
YouTubeをいろいろ探してみると、ありました!
「おやすみ、ネグリート」という曲が。
ユパンキが歌ってた曲で、コロンビアとベネズエラの国境あたりの曲だそうです。奴隷の女が子供に「自分が働いているあいだ、寝ておいてね」と黒人の子供に歌うという歌。ビクトル・ハラも歌ったみたい。プロテストソングなのかな。
これです。
こっちです。演奏したことがあるのは。やっているときはそんな内容だとは全然思っていなかったな。
キューバの「おやすみネグリータ」は全然違う歌詞でした。「ベビーベッドを買いたい、太鼓じゃないなら」みたいな歌詞。
ネグリータとネグリート、どちらも黒人の子供のことを指すらしいが、ネグリータは女の子でネグリートは男の子か。
ちがう曲とわかって、ちょっとおもしろかった。
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