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アドリブ

楽器を習い始めた人にとって、アドリブってちょっと脅威ですよね。

日本語を普段喋ってるにもかかわらず、突然コメントを求められたら困るのと同じです。

でも、小さいライブハウスなんかで、そんなに上手くないギタリストでもアドリブを弾きますよね。そんなん、案外簡単ちゃうの?って思いませんか。あいつらが譜面をちゃんと見て練習してるはずないやろ、って。

そうです。アドリブって簡単にできちゃうのです。


学生時代のクラシックギタークラブに入ってたときでした。

T君という同級生がいました。T君はギターは初心者じゃなかったけど、クラブではそんなに目立って上手い人ではなかったのでした。なぜか彼と一緒に部室にいるとき、僕がコードを弾き始めると、T君はアドリブで僕に合わせてきました。無茶苦茶でしたが、なんとなく合っています。そのとき、僕も無茶苦茶なアドリブの方法は見出していましたので、T君がコードを弾き始めたときに合わせることができました。そういうことが延々と続くのですが、二人とも終わらせ方を知らないのでした。


僕がアドリブ的なことに気づいたのは高校のとき。エレキギターを買って、ビートルズのコピーをしていました。「Let It Be」のジョージ・ハリスンのギターソロを完全コピーをしました。もちろん売っている楽譜を買って、その通りに弾けるように練習しました。そのときに「同じところしか使わないな」ということに気づいたのです。他の曲でも弾くところをずらすと割といける。「これがアドリブだ!」と嬉しくなったことをよく覚えています。


今から思うと、それはCメジャーのペンタトニックスケールを弾いていたということなのです。

あとで、コードに合わせないと本当に弾けてるとは言えないということもわかりましたが、なんとなくでも割と合うのです。

実はこの後は難しくなるのですが、導入部は簡単で誰でもできるのです。


この辺を知りたい人はウクレレ習いに来てね!


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